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我輩の釣り馬日誌(追想)

我が輩の釣り馬鹿日誌 その3「桜鱒 ~1」

桜鱒(サクラマス)は別名を本鱒とも言い、サケ目サケ科に属し、河川で孵化した後稚魚で1~2年を過ごし、10~15cm程度に成長すると、河川残留型のヤマベと降海型の本鱒に分れ夫々が淡水と海水での環境で成長する。
海に下がった鱒の幼魚は、比較的近海部を回遊しながら 30~70cm程まで成長して成魚となり、再び4~6月頃河口付近の水温が海水温度と同程度に上昇する頃河川に遡上をはじめ9~10月ごろ産卵する。
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4~6月頃の桜の季節に、成魚に成長して遡上する習性から「桜鱒」と呼ばれるようになったとも伝えられている。 地域によって異なるが、北海道の河川での遊魚は、鮭 鱒共保護と漁業権の関係で全面禁漁となっているが、東北方面の河川では「ライセンス料を」を支払えば、遊漁としても許可されている。

我々北海道の釣り狂には、河川に遡上するべく沿岸部に戻って来た桜鱒の釣りこそ、数多い魚種の釣りの中では人気度No1の釣技で、季節的に厳しい酷寒をも物ともせずのシーズンインと燃え立つのである。
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遊漁の範囲は、苫小牧~室蘭の地球岬~南砂原の内浦湾沿岸の太平洋側と松前~瀬棚~積丹付近の日本海沿岸と広範囲だが、釣果は2~3月の内浦湾3~5月頃の日本海沿岸が統計的に良い釣果が上がっているようだ。 

私個人は2~3月は白老港を基点とする内浦湾沿岸3月末~5月初旬は積丹半島付近が例年のパターンでそれなりの成果を収めている。鱒も年度によって、好、不良はあるが、概して釣果は年々下降気味で、河川の護岸改修やダム建設等による自然破壊や環境の荒廃が影響しているようで危惧の念を抱いている。

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by oss001 | 2012-09-13 00:00 | 釣り
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